私がアルバイトしているところへ行くは、地下道を通る必要がある。その地下道に最近面白い壁広告が貼られている。スマートフォンの宣伝であるその広告は、支柱ごとに黒と白のスマートフォンの写真が並び、その一つ一つに「佐藤は黒だよな」「西川は白狙ってるんだって」「樋口さんは黒らしいよ」「安藤部長は白だった!」(全部うろ覚え)といった文句が書かれているものだ。つい、自分の名前を探してしまう。少なくとも、なんだ!?なにコレ!と思ってしまう。見てしまう。良く考えたら白・黒2色展開のスマートフォンですっていうだけなのに、なんだか特別な気分になってしまった。後日、アルバイト先の、スマートフォンを欲しがっていた先輩に(最初の会話では「やっぱスマホは○○!」と言っていた。)もう買ったのかと聞いたら、「最近、地下道に貼ってある広告のと悩んでる。どうしよう」と言っていた。やはり効果はあるみたいだった。
心と脳――認知科学入門
安西 祐一郎
自然農法 わら一本の革命
福岡 正信